経理入門


 6. 仕事のお金とプライベートのお金を区別する

新規に事業を始める方から一番多い質問です。

「仕事のお金と個人のお金をどう分けたらいいですか?

通帳にはごっちゃになっているんですが。」


ご心配のとおり、事業用のお金と生活用のお金は区別しなくてはなりません。


法人でしたら、法人名義の通帳を使い、法人名で請求書、領収書を処理します。

法人の通帳に資金を融通した場合は、きちんと記録し、

立替えている金額を把握しておきます。


個人事業主も同様です。事業用の通帳を決め、そこで入出金を行うようにします。

最初は混在している場合が多いでしょうが、少しずつ整理していけば大丈夫です。


特に難しいのが現金の管理です。

事業用のものについては、必ず領収書またはレシートをもらい、

明細をメモしておきます。

どちらか微妙で判断がつかないときは、とりあえずもらっておきましょう。


カード払いの場合も同様です。
帳簿がきちんとできていれば、現預金残高の比較で、

今いくら持ち出しなのかわかります。


ある程度落ち着いたら、事業用の通帳と

小口現金を保管する手提げ金庫の用意をお勧めします。